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『ファクタリング』と『手形割引』6つの違いと使いわけ方

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手形割引

ファクタリングと「手形割引」って、どう使い分けたらいいの?

そんな疑問をお持ちではありませんか?

この記事では、ファクタリングと手形割引の仕組みの違い使い分け方を詳しく解説します。

この記事でわかること
  • ファクタリングと手形割引の仕組みの違い
  • ファクタリングと手形割引のどちらを使うべきか?

ファクタリングってどんなサービスなの?という方は、以下の記事をご覧ください。

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目次

ファクタリングと手形割引の6つの違い

どこが違うの?

ファクタリングも手形割引も、「売掛債権の譲渡」による資金調達という点で共通していますが、以下6つの点に違いがあります。

 ファクタリング手形割引
譲渡対象売掛金約束手形
貸金業法対象にならない対象になる
利息制限法対象にならない対象になる
償還請求権なしあり
審査の内容売掛先の信用

売掛債権の登記
申込み企業の経営状況

手形振出先の信用
決算書の記載なしあり
ファクタリングと手形割引の比較

譲渡対象

まず、ファクタリングと手形割引では譲渡する対象が違います

ファクタリングは「売掛金」の譲渡

ファクタリングは「売掛金」を金融機関(ファクタリング会社)に譲渡して、手数料を差し引いた金額を売掛金の支払い期日前に現金化するサービスです。

ファクタリングでは手形のような現物はないため、契約書を交わして売掛金譲渡の事実を明確にします。

また譲渡をより確実なものとするために「債権譲渡登記」を行うのが一般的です。

債権譲渡登記」については、以下の記事をご覧ください。

手形割引は「約束手形」の譲渡

一方の手形割引は、利用者が所持している「約束手形」を金融機関に譲渡して、利息相当分の金額を「割り引いて」支払期日前に現金化するサービスです。

約束手形は現物に裏書きして金融機関に譲渡し、譲渡された金融機関は約束手形の期日が到来すると手形を交換に回します。

手形が決済されることで、手形割引の取引は完了です。

貸金業法の対象になるか?

銀行以外の貸金業者は、原則として「貸金業法」を守って営業する必要があります。

この貸金業法の適用の有無が、手形割引とファクタリングでは異なります。

歴史的に、手形割引は金融機関において「融資」として扱われてきたことから、貸金業法が適用となっています。

一方、ファクタリングには貸金業法が適用されません。

利息制限法の対象になるか?

手形割引には「利息制限法」が適用されます。

そのため手形割引の手数料は上限金利の年20%を越えることはありません。

一方でファクタリングの手数料には原則として利息制限法が適用されません

そのため、年率に換算すると非常に高額な手数料となる場合があるので注意が必要です。

ファクタリングの手数料相場については、以下の記事をご覧ください。

償還請求権の有無

手形割引では万が一割引した手形が不渡りになった場合、利用者が買い戻ししなければなりません。

一方、ファクタリングでは原則として「償還請求権」がなく(ノンリコース)、契約後に売掛金が回収不能となっても、ファクタリング会社から代金を請求される心配がありません。

ノンリコース契約については、以下の記事をご覧ください。

審査の内容

手形割引では割引された手形が不渡りになったとき、利用者が買い戻ししなければなりません。

そのため金融機関は、万が一の際に利用者に買い戻し能力があるかをチェックします。

一方でファクタリングの審査では売掛先(取引先)の支払い能力がチェックされます。

ファクタリングの支払いについては、以下の記事をご覧ください。

決算書(貸借対照表)の記載

決算をまたいだ手形割引の場合、貸借対照表上の受取手形は控除され、割引手形の金額を注記の形で記載し、損益計算書には「手形売却損」を記載します。

なお、手形割引は一般的な取引ですから、これが問題になることはほぼありません。

一方、ファクタリングでは貸借対照表上には表立って記載することはありません。

会計上の取り扱いについては、以下の記事をご覧ください。

ファクタリングと手形割引どっちがおすすめ?

どちらを使うべき?

それぞれの違いを踏まえて、ファクタリングと手形割引のどちらを使うべきかを見ていきましょう。

ファクタリングがおすすめの場合

売掛債権があり、以下の条件のどれかにあてはまるならファクタリングが有効です。

  • 赤字、債務超過、税金未納などで融資審査が通らない
  • 売掛金の回収不能リスクを回避したい
  • 決算書(貸借対照表)に記載したくない

手形割引がおすすめの場合

信用度の高い受取手形をもっているなら手形割引を選びましょう

コスト面で有利な可能性が高いです。

ただし、最近では手形での取引がピーク時の10分の1程度に減少していることから、手形割引を利用できる機会は少ないでしょう。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます

本記事では「『ファクタリング』と『手形割引』6つの違いと使いわけ方」を解説しました。

この記事のまとめ
  • ファクタリングも手形割引も同じ売掛債権の譲渡
  • 赤字や債務超過の場合、ファクタリングが有効
  • 信用度の高い手形を持っているなら、手形割引が有利

ファクタリングは「売掛金」の譲渡、手形割引は「約束手形」の譲渡です。

会社の資金繰り改善のために、ファクタリングや手形割引は有効な手法です。

必要コストを考慮しながら上手に利用するようにしてください。

本記事は公開時点の情報を元に作成しており、最新情報とは異なる場合があります
あらかじめご了承ください。

この記事を書いた人

資金調達スタートは、ファクタリング情報を網羅するウェブメディアです。

現役経営者が、ファクタリングの利用者である事業主の目線で、ファクタリングサービスを徹底的に調査・レビュー。

あなたの要望にあわせたファクタリング会社を見つけるお手伝いをします。

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