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診療報酬ファクタリングとは?仕組みやメリット・デメリットをわかりやすく図解【2026年最新版】

診療報酬ファクタリングとは?

本記事は公開時点の情報を元に作成しており、最新情報とは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

開業したばかりで、運転資金が手元に残るか不安だ……

レセプト請求から入金までの『2ヶ月間』のタイムラグをなんとかしたい

銀行融資を断られてしまったが、早急に資金が必要だ……

医療機関の経営において、このような「資金繰り(キャッシュフロー)」の悩みはつきものです。特に、診療報酬(レセプト債権)は確実に入金される売上であるにもかかわらず、実際にお金が入るまでに約2ヶ月以上かかる仕組みが、経営を圧迫する大きな要因となっています。

そんな医療経営者の悩みを解決する手段として、近年利用が急増しているのが「診療報酬ファクタリング」です。

この記事では、借入(融資)とは異なるこの資金調達方法について、仕組みやメリット・デメリット、そして銀行融資との違いを徹底解説します。また、医療業界に特化した安心して利用できるおすすめのファクタリング会社も紹介します。

編集長

経営の安定化と、本業である医療行為に専念できる環境づくりのために、ぜひお役立てください。

目次

【図解】診療報酬(レセプト)ファクタリングの仕組み

【図解】サービスの仕組み

診療報酬ファクタリングとは、医療機関が国保連(国民健康保険団体連合会)や社保(社会保険診療報酬支払基金)に対して保有している「診療報酬債権(レセプト債権)」をファクタリング会社に譲渡(売却)することで、入金日よりも前に現金化するサービスのことです。

簡単に言えば、「数ヶ月先に入ってくるはずの確定した売上を、手数料を払って先に受け取る」仕組みです。

通常の入金サイクルとファクタリングの違い

医療機関の収入の柱である診療報酬は、通常以下のようなサイクルで入金されます。

  1. 診療月(患者に医療サービスを提供)
  2. 翌月10日:レセプト(診療報酬明細書)を国保連・社保へ請求
  3. 翌々月20日頃:審査を経て、医療機関へ入金

このように、診療を行ってから実際の現金が入るまでには、約2ヶ月〜2.5ヶ月のタイムラグが発生します。この「入金待ちの期間」に、人件費や家賃、医薬品の支払いなどで資金ショートしてしまうリスクがあるのです。

ファクタリングを利用した場合

ファクタリングを利用すると、請求(レセプト提出)が確定した段階で申し込みが可能となり、最短で数日〜1週間程度で現金を手にすることができます。

ファクタリングの利用による資金化スピードの違い

なぜ「3社間契約」が基本なのか?

一般的な企業のファクタリングには「2社間契約」と「3社間契約」がありますが、診療報酬ファクタリングは基本的に「3社間契約」で行われます。

3社間ファクタリングの仕組み
3社間ファクタリングの仕組み(
診療報酬ファクタリングの場合、売掛先が「国保連・社保(支払基金)」)になります
  • 利用者:医療機関(あなた)
  • 買取業者:ファクタリング会社
  • 売掛先:国保連・社保(支払基金)

この3者が合意の上で契約を結びます。

「売掛先に知られたくない」という理由で2社間契約が好まれる一般企業の商取引とは異なり、医療機関の場合、売掛先は「公的機関」です。

そのため、債権譲渡の通知を行っても「資金繰りが悪いのか?」と取引停止になるリスクが一切ありません。

この仕組みのおかげで、ファクタリング会社にとっても貸し倒れリスクが極めて低くなるので、手数料が非常に安く設定されるのが最大の特徴です。

銀行融資とは違う?診療報酬ファクタリング4つのメリット

利用のメリット

なぜ多くの医療機関が銀行融資ではなく、診療報酬ファクタリングを選ぶのでしょうか。主なメリットは以下の4点です。

利用する5つのメリット
  • 入金までの「2ヶ月のタイムラグ」を解消できる
  • 担保・保証人が不要(負債にならない)
  • 審査通過率が非常に高い
  • 一般的なファクタリングより手数料が安い

入金までの「2ヶ月のタイムラグ」を解消できる

最大のメリットはキャッシュフローの改善です。本来なら2ヶ月後でないと使えなかった資金を、「今すぐ」使えるようになります。

これにより、スタッフへの給与支払い、高額な医療機器の購入、納税資金の確保などがスムーズに行えるようになります。

担保・保証人が不要(負債にならない)

ファクタリングは「借金(融資)」ではなく、あくまで「債権の売買契約」です。

そのため、不動産などの担保や連帯保証人は原則不要です。また、貸借対照表(B/S)上でも「負債」として計上されず、「資産(売掛金)の現金化」という扱いになります。

これにより、自己資本比率を維持でき、将来的に銀行融資を受ける際の審査への悪影響を防ぐ効果(オフバランス化)も期待できます。

審査通過率が非常に高い

銀行融資の審査では「医療機関の経営状態(黒字か赤字か)」が重視されますが、ファクタリングの審査で最も重視されるのは「売掛先(国保連・社保)の信用力」です。

編集長

日本の公的保険制度が崩壊しない限り、国保連や社保からの入金はほぼ確実です。

そのため、たとえ医療機関が開業直後であったり、赤字決算や税金滞納中であったとしても、レセプト請求さえあれば審査に通る可能性が非常に高いのです。

一般的なファクタリングより手数料が安い

一般的な民間企業向けの2社間ファクタリングの手数料相場は「10%〜20%」と言われていますが、診療報酬ファクタリング(3社間)の手数料相場は「0.5%〜2%程度」と非常に低利です。

これは前述の通り、売掛先が公的機関であり、回収不能リスクがほぼゼロに等しいためです。

利用前に知っておくべきデメリットと注意点

利用時の注意点

メリットの多い診療報酬ファクタリングですが、利用前に必ず理解しておくべき注意点もあります。

利用時の注意点
  • 手数料がかかるため、満額入金ではない
  • 国保連・社保への通知が必要(手続きの手間)
  • 利用できるのは「社保・国保」の請求分のみ

手数料がかかるため、満額入金ではない

当然ながら、利用には手数料が発生します。しかも、銀行融資の金利(年利数%)と比較すると、1回の利用手数料としては割高になるケースもあります

編集長

例えば100万円の債権を手数料1%で売却した場合、1万円が引かれます。

ファクタリングを長期的に常時利用し続けると利益を圧迫する可能性があるため、「つなぎ資金」として計画的に利用することが重要です。

国保連・社保への通知が必要(手続きの手間)

3社間契約であるため、利用する際は国保連・社保に対して「債権譲渡通知」を送付し、承諾を得る手続きが必要です。

これらは基本的にファクタリング会社がサポートしてくれますが、通常の入金ルーチンを変更する手続きが発生するため、初回利用時は入金までに数週間かかる場合があります(2回目以降はスムーズです)。

利用できるのは「社保・国保」の請求分のみ

ファクタリングの対象となるのは、あくまで保険診療に伴う「診療報酬(レセプト債権)」のみです。

患者さんが窓口で支払う一部負担金や、自費診療(自由診療)の売上は対象外となるため、全売上を早期化できるわけではない点に注意してください。

【比較表】銀行融資・ビジネスローンとの違い

「結局、銀行から借りるのとどっちが良いの?」と迷われている方のために、主な違いを比較表にまとめました。

比較項目診療報酬ファクタリング銀行融資・プロパー融資ビジネスローン
資金化スピード早い(数日〜2週間)遅い(1ヶ月〜数ヶ月)早い(数日)
審査難易度易しい厳しい普通〜やや易しい
審査対象売掛先(国保連・社保)自社の経営状況・信用情報自社の経営状況
金利・手数料0.5%〜(※1回あたり)年利 1%〜3%年利 5%〜15%
担保・保証人不要必要になる場合が多い原則不要
信用情報への影響なし(借入ではない)あり(借入履歴が残る)あり(借入履歴が残る)
結論:使い分けが重要
  • ファクタリングがおすすめ: 「今すぐ現金が必要」「赤字で融資が通らない」「借金を増やしたくない」場合
  • 銀行融資がおすすめ: 「設備投資など多額の資金が必要」「入金まで数ヶ月待てる」場合

医療・介護業界に強い!おすすめ診療報酬ファクタリング会社3選

編集部厳選!おすすめサービス

診療報酬ファクタリングは一般的な商取引とは異なり、医療保険制度やレセプト請求の仕組みに対する深い理解が必要です。そのため、「医療業界の実績が豊富か」「専門知識があるか」が業者選びの最も重要なポイントになります。

編集長

ここでは、医療経営者から高い支持を得ている信頼できる3社を厳選してご紹介します。

医療専門 セントラルメディエンスペイメンツ

医療業界を知り尽くした「経営パートナー」をお探しならココ

セントラルメディエンスペイペンツ

今回最もおすすめしたいのが、医療・介護・調剤報酬ファクタリングに特化した「セントラルメディエンスペイメンツ」です。

一般的なファクタリング会社とは異なり、同社は医療機関の経営支援(コンサルティング)を本業とするグループ企業なので、業界特有の用語やレセプト請求の仕組みを熟知しており、「話が通じやすい」というのが最大のメリット

単なる資金調達だけでなく、「どうすれば経営が安定するか」といった財務コンサルティングまで無料で相談に乗ってくれるため、初めてファクタリングを利用する医師や病院経営者の方に最適なパートナーと言えるでしょう。

サービスのスペック

  • 手数料: 業界最安水準(要見積もり)
  • 入金スピード:最短即日〜
  • 利用対象:医療・介護・調剤事業者のみ
  • 契約形態:3社間(債権譲渡通知あり)/ 2社間
  • 特徴:医療経営コンサルティング機能あり

こんな人におすすめ

  • 医療業界に詳しくない一般の金融業者とは話したくない
  • 資金繰りだけでなく、経営の立て直しについても相談したい
  • 診療報酬ファクタリングを初めて利用するので不安がある

ここに注意

  • 医療・介護・調剤報酬債権に特化しているため、一般企業(建設業など)の売掛金は対象外です

医療専門のプロに無料でサポート! /

『セントラルメディエンスペイメンツ』の詳細情報
セントラルメディエンスのサービス詳細
サービス特徴 医療・介護・調剤に特化
(医療コンサル大手による財務支援)
手数料3%〜
※医療報酬債権のため低水準・柔軟対応
資金化スピード最短3営業日 〜
(審査状況による・つなぎ資金対応可)
利用対象 病院・クリニック・薬局・介護事業者
(歯科医院や個人開業医も対応)
対象債権 診療報酬 / 介護報酬 / 調剤報酬
(レセプト債権の早期資金化)
償還請求権 なし(ノンリコース)
※国保・社保支払基金のリスクを考慮
個人事業主 ◎ 利用可能
(個人開業のクリニック等もOK)
必要書類決算書(または確定申告書)

レセプト(診療報酬明細書)

身分証明書

通帳など
運営会社情報
会社名株式会社セントラルメディエンス
代表者中 奈可
所在地東京都千代田区霞が関3-2-5 霞が関ビルディング 2F
事業内容 医療コンサルティング、マーケティング
メディカルペイメント(ファクタリング)
公式サイト https://payments.centralmedience.com/

ベストファクター

平均買取額高め!柔軟な審査が魅力

ベストファクター

「ベストファクター」は、審査の柔軟さと対応スピードに定評があるファクタリング会社です。

診療報酬だけでなく、自費診療のカード決済債権やその他の売掛金がある場合なども含め、幅広く相談に乗ってくれる柔軟性があります。他社で断られた場合でも、ここなら相談に乗ってくれる可能性が高いです。

サービスのスペック

  • 手数料: 2.0%〜
  • 入金スピード:最短2時間
  • 利用対象:法人・個人事業主
  • 契約形態:2社間(取引先に通知なし)/ 3社間
  • 特徴:Web完結もOK(『ベストペイ』で注文書ファクタリングにも対応)

こんな人におすすめ

  • 審査に通るか不安な方
  • スピーディーに契約を進めたい方
  • 資金調達とあわせて、財務改善のアドバイスが欲しい方

ここに注意

  • 最低手数料は2%〜ですが、コンサルティング等の手厚いサポートがある分、ケースによっては手数料が変動します。見積もりでしっかり確認しましょう。

最短1時間で請求書を買取できます /

オンライン手続きに完全対応!

『ベストファクター』の詳細情報
ベストファクターのサービス詳細
手数料 2% 〜 20%
※2社間・3社間により変動
資金化スピード 最短1時間
(業界トップクラスのスピード対応)
買取可能額 制限なし
(少額から大口まで柔軟に対応)
契約形態 2社間 / 3社間
(医療・介護報酬債権も対応)
償還請求権 なし(ノンリコース)
※売掛先倒産時の返済義務なし
個人事業主 ◎ 利用可能
オンライン契約 対応
(全国どこからでも契約可)
注文書買取姉妹サービスにて対応
※「ベストペイ」にて注文書段階で買取可
債権譲渡登記 留保可能
(登記なしでの契約可)
必要書類本人確認書類

請求書

通帳のコピー(入出金明細)
運営会社情報
会社名株式会社アレシア
代表者班目 裕樹
所在地東京都新宿区西新宿1-6-1 新宿エルタワー24階
営業時間 平日 10:00 〜 19:00
公式サイト https://alesia-187.jp/

ビートレーディング

業界のパイオニア!実績と信頼で選ぶなら間違いなし

ビートレーディング

ファクタリング業界でトップクラスの知名度と実績を誇るのが「ビートレーディング」です。

東京・仙台・大阪・福岡に拠点を持ち、オンライン契約にも完全対応。これまでの累計買取額は1,300億円(2024年時点)を超えており、その膨大なノウハウから、手続きが非常にシステム化されておりスムーズです。

サービスのスペック

  • 手数料: 2.0%〜
  • 入金スピード:最短2時間
  • 利用対象:法人・個人事業主
  • 契約形態:2社間(取引先に通知なし)/ 3社間
  • 特徴:面談不要、請求書・通帳のみで審査可能

こんな人におすすめ

  • 初めての利用で、実績のある会社を選びたい
  • 請求書発行前(受注段階)の資金調達が必要
  • オンラインだけでなく、対面や訪問での契約も選びたい

\ スマホで請求書を売却!最短2時間で現金化/

『ビートレーディング』の詳細情報
ビートレーディングのサービス詳細
手数料 2% 〜 12%
※最大手数料も明記されており安心
資金化スピード 最短2時間
(月間1,000件以上の契約実績あり)
買取可能額 下限・上限なし
(数万円〜数億円まで対応実績あり)
注文書買取 対応(注文書ファクタリング)
※仕事着手前の資金調達が可能(最短翌日)
契約形態 2社間 / 3社間
(診療・介護報酬債権も対応)
償還請求権 なし(ノンリコース)
※売掛先倒産時の返済義務なし
個人事業主 ◎ 利用可能
面談・契約方法 オンライン / 対面 / 出張
※全国に支店(仙台/東京/名古屋/大阪/福岡)あり
債権譲渡登記 留保可能
(登記なしでの契約可)
必要書類売掛債権の資料(請求書・注文書等)

通帳のコピー(直近2ヶ月分)
※審査時はこの2点のみでOK
運営会社情報
会社名株式会社ビートレーディング
代表者鈴木 秀典 / 佐々木 英世
所在地東京都港区芝大門一丁目2-18 野依ビル3階・4階
電話番号 0120-427-037
営業時間 平日 9:30 〜 18:00
公式サイト https://betrading.jp/

診療報酬ファクタリングを利用する流れ(3社間の場合)

利用手順

実際に申し込みをしてから入金されるまでの流れを解説します。基本的には以下の5ステップで進みます。

STEP

お問い合わせ・申し込み

Webフォームや電話で相談します。「レセプト請求額(見込み)」などを伝えるとスムーズです

STEP

審査・必要書類の提出

身分証明書、決算書、国保連・社保への請求書(レセプト)の控えなどを提出します。

STEP

契約締結

審査通過後、契約条件(手数料や掛目)に合意すれば契約を結びます。

近年はオンライン(クラウドサイン等)で完結するケースも増えています。

STEP

債権譲渡通知(ここが重要)

医療機関とファクタリング会社が連名で、国保連・社保に対して「債権譲渡通知書」を送付します。これにより、振込先がファクタリング会社に変更されます。

STEP

入金(買取代金の支払い)

通知の手続き完了後、最短即日〜数日で貴院の口座へ買取代金が入金されます。

その後、本来の入金日に国保連・社保からファクタリング会社へ直接診療報酬が支払われ、取引は完了(精算)となります。

診療報酬ファクタリング:よくある質問(FAQ)

よくある質問

最後に、診療報酬ファクタリングに関してよく寄せられる質問にお答えします。

開業したばかり(創業1年未満)でも利用できますか?

はい、利用可能です。

銀行融資では過去の実績(決算書)が重視されますが、ファクタリングでは「確定したレセプト債権」があれば審査対象となります。

開業直後の資金繰りにこそ最適な手段です。

個人経営のクリニックでも利用可能ですか?

もちろん可能です。

医療法人に限らず、個人事業主として開業されている医師・歯科医師の方も問題なくご利用いただけます。

違法性はありませんか?

違法性は一切ありません。

債権譲渡は民法で認められた正当な経済行為です。また、平成17年に厚生労働省(当時の社会保険庁)からも、債権譲渡を容認する旨の通知が出されており、法的にもクリアな資金調達方法です。

介護報酬ファクタリングとの違いは?

基本的な仕組みは同じです。

売掛先が「国保連」である点は共通しており、介護事業所(デイサービスや老人ホーム等)向けの「介護報酬ファクタリング」も同様に利用可能です。

まとめ:診療報酬ファクタリングは医療経営の強い味方

この記事のまとめ

診療報酬ファクタリングは、入金までの「魔の2ヶ月」を短縮し、医療経営の安定化を強力にサポートする仕組みです。

診療報酬ファクタリングのメリットまとめ
  • 借金ではないため、決算書が汚れず今後の銀行融資にも響きにくい
  • 公的機関が相手の「3社間契約」なので、手数料が圧倒的に安い
  • 担保・保証人不要で、開業直後や赤字でも利用できる

「今月の支払いが厳しい」「新しい機器を導入したいが資金が足りない」と悩んでいるなら、まずは一度、専門家に相談してみてはいかがでしょうか。

特に医療業界に特化した「セントラルメディエンスペイメンツ」であれば、医療経営特有の事情を汲んだ上で、最適な解決策を提示してくれるはずです。

編集長

相談や見積もりは無料ですので、まずは現在の資金調達可能額を確認してみることをおすすめします。

医療専門のプロに無料でサポート! /

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