ファクタリングを利用したいけれど、契約手続きが難しそうで不安……

変な契約書にサインさせられて、後でトラブルになったらどうしよう……
資金調達を急いでいるときほど、こうした契約に関する悩みは尽きないものですよね。
特にファクタリングは、貸金(融資)ではなく「債権の売買」という独自の性質があり、聞き慣れない契約条項や手続きが存在します。
しかし、結論から言えば、契約書の重要ポイントさえ押さえておけば、ファクタリングは非常に安全かつ簡単で迅速な資金調達手段です。
この記事では、ファクタリング契約の全手順と自分を守るために絶対に見るべき契約書のチェックポイントを徹底解説します。
金融庁や弁護士会の注意喚起に基づいた「正しい知識」を身につけ、安心して資金調達を進めましょう。

ファクタリング契約の基本的な流れ(対面 vs オンライン)
ファクタリングの契約手続きは、大きく分けて「対面型」と「オンライン完結型(非対面)」の2種類があります。
近年では、QuQuMo(ククモ)やラボルのように、スマホやPCだけで契約が完了するサービスが主流になりつつありますが、それぞれの流れを理解しておきましょう。
【図解】契約完了までの5ステップ
一般的な2社間ファクタリング(利用者とファクタリング会社の2社間契約)の流れは以下の通りです。

公式サイトのフォームから会社情報や希望金額を入力します。
請求書や通帳のコピーなどをアップロード(またはメール・FAX)します。
提出書類をもとに、売掛先の信用力などが審査されます。
審査に通過したら、契約内容を確認し、署名・捺印(電子署名)を行います。
手続き完了後、即日で買取代金が振り込まれます。
対面契約とオンライン契約の違い
かつてはトラブル防止のために「面談」を必須とする業者が多かったですが、現在は電子契約サービスの普及により、オンラインで完結できる安全な業者が増えています。
| 項目 | オンライン完結型(Web) | 対面・訪問型 |
| 主な業者 | QuQuMo、ラボルなど | PMGなど(オンライン対応も可) |
|---|---|---|
| スピード | 最短数十分〜即日 | 数時間〜数日(移動時間含む) |
| 手間 | スマホ・PCで完結(全国対応) | 来店または出張が必要 |
| 契約書 | クラウド署名(印紙代0円) | 書面への実印捺印(印紙代必要) |
| 安心感 | 画面上での確認になる | 担当者の顔を見て話せる |
クラウドサインなどの電子契約は、電子署名法により「紙の契約書と同等の法的効力」が認められています。また、紙の契約書ではないため印紙税(200円〜)がかからないというメリットもあります。
急ぎの場合やコストを抑えたい場合はオンライン型、じっくり相談したい場合は対面型を選ぶのがおすすめです。
契約前に準備すべき必要書類
スムーズにファクタリングの契約を進めるためには、事前の書類準備が不可欠です。
必要書類は業者によって多少異なりますが、法的な権利関係(その債権が本当に存在するか、二重譲渡ではないか)を確認するために、以下の書類が一般的に求められます。
審査・契約に必要な書類一覧
- 本人確認書類: 運転免許証、マイナンバーカードなど(代表者のもの)
- 請求書・見積書・発注書: 売掛金が存在することを証明する書類
- 入出金明細(通帳のコピー): 過去の取引履歴を確認し、架空の債権でないか判断するため
- 商業登記簿謄本(履歴事項全部証明書): 法人の場合、会社の実在証明として※
- 印鑑証明書: 契約書に実印を押す場合に必要※
特に「通帳のコピー」は、売掛先からの入金履歴を見ることで「継続的な取引があるか(信憑性)」を判断する重要な材料となります。
書類ごとの細かい注意点や、どうしても用意できない場合の対処法については、以下の記事で詳しく解説しています。

また、これらの書類をどのように整えれば審査に通りやすくなるか、プロが教えるコツはこちらの記事をご覧ください。

【最重要】トラブルを防ぐファクタリング契約書のチェックポイント5選
ファクタリング契約において最も重要なのは、「その契約が法的に『売買契約』であるか、『金銭消費貸借契約(貸金)』であるか」を見極めることです。
契約書にハンコを押す前に、以下の5つの項目を必ず確認してください。
これらが守られていない場合、ファクタリングを装った違法な貸付(ヤミ金融)である可能性が高まります。
- 「償還請求権」の放棄(ノンリコース)が明記されているか
- 手数料と契約金額の整合性
- 債権譲渡登記の扱い(留保されているか)
- 契約解除条項と違約金の額
- 「売買契約」であることの明記
「償還請求権」の放棄(ノンリコース)が明記されているか
「償還請求権」の放棄に関する記述が、ファクタリング契約で最も重要なチェック項目です。
売掛先が倒産などで代金を支払えなかった場合に、ファクタリング利用者が代わりに支払う義務のこと。
本来、ファクタリングは「債権の売買」であり、売掛先の信用リスクも一緒にファクタリング会社へ移転します。したがって、原則として利用者が責任を負うことはありません(ノンリコース=償還請求権なし)。
もし契約書に「売掛先から回収できない場合は、貴社が支払うこと」といった文言(償還請求権あり)が含まれている場合、それは実質的に「売掛金を担保にした貸付」とみなされます。
日本の裁判例(※)においても、契約書の表題が「債権譲渡契約」となっていたとしても、償還請求権などにより利用者が実質的な返済義務を負っている場合は「金銭消費貸借(貸金)」とみなす、という判断基準が示されています。
つまり、形式ではなく「実態」が貸付であれば、貸金業法や利息制限法が適用されます。これを受けて、金融庁も以下のような明確な見解を発表しています。
「債権譲渡」等の形式をとっていたとしても、例えば、譲渡した債権の回収が契約で定められた期日までに完了しなかった場合等に、債権を譲渡した者が、債権を譲り受けた者から、当該債権を買い戻すこととされている(償還請求権(リコース)がある)など、実質的に、債権を譲渡した者が、譲渡した債権の対価として受け取った金銭の返還債務を負うことになるものは、貸金業に該当するおそれがあります。
引用元:金融庁「ファクタリングの利用に関する注意喚起」
※参考判例:給与ファクタリングを実質的な貸付けと認定した大阪地判平成29年3月3日など
手数料と契約金額の整合性
事前に提示された「見積書」と、実際の「契約書」の数字が一致しているか確認しましょう。悪質な業者は、契約直前になって以下のような不明瞭な費用を差し引こうとすることがあります。
- 手付金
- 保証金(デポジット)
- 契約事務手数料(見積もりになかったもの)
「2社間ファクタリング」の場合、これらがあまりに高額であれば実質年利(APR)に換算すると数百%〜数千%になることもあります。
契約書に記載された「買取代金」と「手数料」が明確か、必ず計算してください。
ファクタリングの手数料相場や、コスト削減のコツを知りたい方は以下の記事をご覧ください。
債権譲渡登記の扱い(留保されているか)
「債権譲渡登記」とは、債権が譲渡された事実を法務局に登録する制度です。民法上の「第三者対抗要件」(第三者に対して、自分が債権の持ち主だと主張する権利)を備えるために行われますが、登記を行うと誰でも閲覧可能な公的情報として記録されます。
銀行や取引先に登記情報を見られ、資金繰りの悪化を知られるリスクを避けたい場合は、「登記留保(登記をしない)」の条件になっているかを確認してください。
ファクタリングにおける「債権譲渡登記」の仕組みやメリット・デメリットついては、以下の記事をご覧ください。
契約解除条項と違約金の額
「契約を途中でキャンセルした場合」や「契約違反があった場合」の条項(ペナルティ)を確認します。
- 「直前のキャンセルでも手数料の100%を請求する」などの法外な違約金
- 「些細な連絡遅れ」で即時に全額返済を求めるような一方的な解除条項
消費者契約法や民法の公序良俗(90条)に照らして無効となるような過大な要求がないか、冷静にチェックする必要があります。
「売買契約」であることの明記
契約書のタイトルや前文に、「債権譲渡契約(売買)」であることが明記されているか確認してください。
「金銭消費貸借契約」や「準消費貸借契約」といった言葉が使われている場合、それはファクタリングではありません。
ファクタリングに関わる法律や規制、違法業者の判断基準については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。
ファクタリングの法的根拠等については、以下の記事をご覧ください。
要注意!悪質業者の契約手口と公的機関の注意喚起
ファクタリング業界には残念ながら、法の抜け穴を突いた悪質業者(ヤミ金)が存在します。ここでは、金融庁や警察庁が警告している具体的な手口を紹介します。
これらに該当する場合は、絶対に契約してはいけません。
金融庁・警察庁からの注意喚起
金融庁は、ファクタリングを装った高金利貸付について強く注意を呼びかけています。
金融庁「ファクタリングの利用に関する注意喚起」より
出典:金融庁ウェブサイト
「給与ファクタリング」などと称して、個人の給与を買い取るサービスは、貸金業に該当します。貸金業登録を受けていない業者がこれを行うことは、違法なヤミ金融です。
また、警察庁も「偽装ファクタリング」への警戒を強めています。
「手数料が20%を超える」「償還請求権がある」といった契約は、実質的な貸付とみなされ、出資法違反(高金利)の罪に問われる可能性があります。
契約書の控えを渡さない業者は危険
「契約書は後で郵送します」「社内規定で控えは渡せません」と言って、契約書の控えを利用者に渡さない業者がいます。
これは典型的な悪質業者の手口です。
後でトラブルになった際、手元に証拠となる契約書の控えがないと弁護士や警察に相談しても対応が難しくなります。正規の業者であれば、紙の契約書ならその場で副本を、電子契約ならPDFデータのダウンロードリンクを必ず提供します。
契約を急かす・説明を省く業者
- 「今すぐサインすれば1時間以内に入金できますよ」
- 「細かい条文は形式的なものだから気にしないでください」
このように、考える時間を与えずに契約を迫る業者は危険です。
優良なファクタリング会社であれば、契約内容、特に手数料や支払い条件について、利用者が納得するまで説明する義務を果たします。
安全かつスムーズに契約できるおすすめファクタリング会社

ここまで解説した通り、ファクタリング契約におけるトラブルを避ける最も確実な方法は、「契約フローが透明で、実績のある優良業者を選ぶこと」です。
特に、契約書の内容がデータとして残り、改ざんが不可能な「クラウド契約(電子契約)」を導入している会社や、対面でしっかり説明してくれる大手企業は安全性が高いと言えます。
当サイトが厳選した、契約手続きが安心なおすすめ3社をご紹介します。
第1位 QuQuMo(ククモ)
【弁護士監修】クラウドサイン導入で「契約の安全性」と「手軽さ」を両立
『QuQuMo』は、弁護士監修のもと運営されており、契約締結に日本最大級の電子契約サービス「クラウドサイン」を採用しています。契約内容はPDFで手元に残り、いつ・誰がサインしたかが公的に証明されるため、「契約書を渡さない」「勝手に内容を変える」といったトラブルの心配がありません。
最大の特徴は、必要書類の少なさです。「請求書」と「通帳のコピー」さえあれば審査可能。面談も不要なので、地方の事業者や、忙しくて時間の取れない方に圧倒的に支持されています。
サービスのスペック
- 手数料:1%〜
- 入金スピード:最短2時間
- 利用対象:法人・個人事業主
- 契約形態:2社間(取引先に通知なし)
- 特徴:面談不要、請求書・通帳のみで審査可能
こんな人におすすめ
- とにかく急いでいる(最短2時間入金)
- 対面での面談や、電話でのやり取りが面倒
- 手数料を少しでも安く抑えたい(1.0%〜)
ここに注意
- 完全オンラインのため、担当者と対面でじっくり相談したい方には不向きです。
\オンライン完結!最短2時間で資金調達できます/
『ククモ』の詳細情報
| QUQUMO(ククモ)のサービス詳細 | |
|---|---|
| 手数料 |
1.0% 〜 14.8%
※上限が明記されており安心 |
| 資金化スピード |
最短2時間
(スマホで完結・即日入金) |
| 買取可能額 |
下限・上限なし
(少額から高額案件まで柔軟に対応) |
| 契約形態 |
2社間ファクタリング
(弁護士監修の「クラウドサイン」契約) |
| 償還請求権 |
なし(ノンリコース)
※売掛先倒産時の返済義務なし |
| 個人事業主 |
◎ 利用可能
(開業届を出していない方も相談可) |
| 面談・来店 |
完全不要
(全国どこからでもWeb完結) |
| 債権譲渡登記 |
原則なし
(登記費用もかかりません) |
| 必要書類 | 請求書 通帳のコピー(入出金明細 ※この2点だけで審査可能 |
| 運営会社情報 | |
| 会社名 | 株式会社アクティブサポート |
| 代表者 | 羽田 光成 |
| 所在地 | 東京都豊島区東池袋3-9-12 ニットービル9階 |
| 電話番号 | 0120-670-680 |
| 営業時間 | 平日 9:00 〜 19:00 |
| 公式サイト | https://ququmo.net/ |

第2位 PMG株式会社
【対面対応】担当者の顔を見て契約したい人におすすめの実力派
『PMG株式会社』は、「ネットだけの契約は少し不安…」という方におすすめです。
東京・大阪・福岡に拠点を持ち、希望すれば対面で担当者から契約内容の丁寧な説明を受けることができます。 また、プライバシーマークを取得しており、情報の取り扱いも厳重。独立系ファクタリング会社としての実績もトップクラスで、信頼感を重視する経営者に選ばれています。
特に建設業・運送業への支援実績が豊富で、業界特有の事情(工期の遅れや支払いの変更など)にも精通しており、単なる資金調達だけでなくキャッシュフロー改善のコンサルティングも受けられます。
サービスのスペック
- 手数料: 2.0%〜
- 入金スピード:最短2時間
- 利用対象:法人・個人事業主
- 契約形態:2社間(取引先に通知なし)/ 3社間
- 特徴:対面でしっかり相談したい人向け
こんな人におすすめ
- 数百万円〜数千万円の大口資金が必要
- 建設業・運送業を営んでいる
- 東京・大阪・福岡など主要都市に拠点がある(出張対応も可)
\経営改善のサポートにも対応/
『PMG株式会社』の詳細情報
| ピーエムジー(PMG)のサービス詳細 | |
|---|---|
| 手数料 |
1% 〜 10%
※上限10%は業界トップクラスの低さ |
| 資金化スピード |
最短2時間
(平均3日 / スピード対応に定評あり) |
| 買取可能額 |
50万円 〜 2億円
(大口案件も安心して任せられる規模) |
| 契約形態 |
2社間 / 3社間
(取引先に通知なしで利用可) |
| 償還請求権 |
なし(ノンリコース)
※売掛先倒産時の返済義務なし |
| 個人事業主 |
◎ 利用可能
(※売掛先が法人の場合に限る) |
| オンライン契約 |
対応
(電子契約でスピーディーに完結) |
| 債権譲渡登記 |
留保可能
(審査により登記なしで契約可) |
| 必要書類 | 請求書・成因資料 通帳のコピー(直近3ヶ月分) 決算書(2期分 / 個人は確定申告書) |
| 運営会社情報 | |
| 会社名 | ピーエムジー株式会社 |
| 代表者 | 佐藤 貢 |
| 所在地 | 東京都新宿区西新宿2-4-1 新宿NSビル25階 |
| 営業時間 |
平日 8:00 〜 20:00
※朝早くから対応可能 |
| 事業内容 | ファクタリング・資金調達支援 補助金・助成金サポート 財務コンサルティング |
| 公式サイト | https://p-m-g.tokyo/ |

第3位 ラボル
【24時間Web完結】少額利用OK!契約画面がわかりやすいフリーランスの味方
『ラボル』は、東証プライム上場企業(株式会社セレス)の子会社が運営する安心のサービスで、透明性は抜群です。
1万円からの少額申請が可能で、契約画面のデザインも非常に分かりやすく設計されています。AIによる機械審査のため、電話ヒアリングなどの煩わしいやり取りもほぼ発生しません。
最大の特徴は「土日祝日を含め、24時間365日振込対応」であること。金曜の夜や週末に急に資金が必要になった場合、他のファクタリング会社は休みであることが多いですが、『ラボル』なら即座に解決できます。
サービスのスペック
- 手数料:一律10%
- 入金スピード:最短30分
- 利用対象:法人・個人事業主
- 契約形態:2社間(取引先に通知なし)
- 特徴:土日祝日・24時間振込対応
こんな人におすすめ
- 土日・祝日・深夜に資金が必要になった
- 1万円からの少額利用をしたい
- 独立直後で開業届などを出していない(※実態確認資料でOK)
Web完結で電話連絡なし。誰にもバレずに利用可能です。
『ラボル』の詳細情報
| labol(ラボル)のサービス詳細 | |
|---|---|
| 手数料 |
一律 10%
※振込手数料や他の費用は一切不要 |
| 資金化スピード |
最短30分(24時間即時入金)
※土日祝日・深夜でも振込対応 |
| 買取可能額 |
1万円 〜 上限なし
(少額利用に強く、柔軟に対応) |
| 契約形態 |
2社間ファクタリング
(取引先に通知されません) |
| 償還請求権 |
なし(ノンリコース)
※売掛先倒産時の返済義務なし |
| 個人事業主 |
◎ フリーランス特化
(独立直後でも利用可能) |
| オンライン契約 |
完全対応
(AI審査で電話・面談も不要) |
| 債権譲渡登記 | 不要 |
| 必要書類 | 本人確認書類 請求書・取引のエビデンス(メール等) 通帳のコピー(直近の入金確認) ※決算書・確定申告書は原則不要 |
| 運営会社情報 | |
| 会社名 | 株式会社ラボル |
| 親会社 |
株式会社セレス
(東証プライム上場企業 / 100%出資) |
| 代表者 | 建部 大 |
| 所在地 | 東京都渋谷区道玄坂1-20-8 寿パークビル 7F |
| 営業時間 |
24時間 365日営業
※いつでも審査・入金が可能 |
| 公式サイト | https://labol.co.jp/ |

他の優良サービスとも比較してみたい方は、以下のランキング記事も参考にしてください。

ファクタリング契約に関するよくある質問(Q&A)

最後に、契約手続きに関する細かい疑問にお答えします。
ファクタリングの契約書の管理方法
無事に資金調達ができた後も、ファクタリングの契約書は大切に保管する必要があります。
「一度きりの取引だから」と破棄してしまうと、後々の税務調査などでトラブルになる可能性があるため注意が必要です。
法人税法で「7年間」の保存が義務
ファクタリングの手数料は、会計上「売掛金売却損」などの経費として計上します。
経費の証拠となる領収書や契約書は、法人税法により「その事業年度の確定申告提出期限から7年間」の保存が義務付けられています(※赤字決算で欠損金の繰越控除を受ける場合は最長10年)。
経費の証拠となる領収書や契約書は、法人税法施行規則第59条により「その事業年度の確定申告提出期限の翌日から7年間」の保存が義務付けられています(※赤字決算で欠損金の繰越控除を受ける場合は最長10年)。
【法人税法施行規則 第59条(帳簿書類の整理保存)】 青色申告法人は、次に掲げる帳簿書類を整理し、起算日から七年間、これを納税地(中略)に保存しなければならない。
引用元:e-Gov法令検索「法人税法施行規則」
会計上の取り扱いについては、以下の記事をご覧ください。
トラブル防止のための管理ポイント
契約書が見当たらないと、税務署から「架空の経費ではないか?」と疑われたり、万が一ファクタリング会社と認識のズレが生じた際に身を守れなくなったりします。
以下の方法で確実に管理しましょう。
- 電子契約の場合: ダウンロードしたPDFデータを、「日付_業者名_金額」などのルールを決めてクラウドストレージや社内サーバーに保存する。
- 紙の契約書の場合: 紛失や盗難を防ぐため、鍵付きのキャビネットや金庫で保管する。
契約書だけでなく、会社の備品や重要書類をどこに保管したか分からなくなりがちな方は、専用の管理ツールを使うのも一つの手です。備品や契約書の管理には『備品管理クラウド』も参考にしてみてください。
まとめ:契約書のチェックは自分を守る最大の盾

ファクタリングの契約手順と、トラブルを防ぐための注意点を解説しました。
- ファクタリング契約は「オンライン完結」が主流:スピーディかつ証跡が残るため安全
- 最重要: 「償還請求権なし(ノンリコース)」の確認だけは絶対に怠らないこと
- トラブル回避策: 契約書を渡さない、説明を濁す業者は利用しない
「資金調達を急ぎたい」という焦りがあると、つい細かい条文を見落としがちです。しかし、契約書を正しく理解することは、あなたの大切な会社と資産を守ることに繋がります。
今回ご紹介したQuQuMoやラボルのような、契約プロセスが透明化されたサービスを利用し、安全かつ迅速に事業資金を確保してください。







