不動産担保ローンとは?メリット・デメリットを解説

不動産担保ローンとは?

不動産担保ローンとは、土地や建物などの不動産を担保にして、

  • まとまった金額を
  • 低金利で
  • 長期間

借り入れることが可能なローンです。

一方で、万が一返済不能になった場合は、担保の不動産が売却されてしまう可能性があるというデメリットもあるため、しっかり仕組みを理解して利用することが大切です。

本記事では「不動産担保ローンとは?メリット・デメリットを解説」について解説します。

不動産担保ローンとは?

不動産

不動産担保ローンとは、土地や建物などの不動産を担保にお金を借りることができる仕組みです。

本人が所有している不動産だけでなく、金融機関によっては

  • 家族や法人名義の不動産
  • 購入予定の不動産

を担保にすることもできます。

不動産担保ローンの場合、利用者の信用力と担保不動産の価値を総合的にみて審査を行います。そのため、無担保ローンに比べ、まとまった金額を低金利で、長期間借り入れることができる点が特徴です。

また資金使途は原則自由となっており、幅広い資金ニーズに利用できる点も見逃せません。

不動産担保ローンのメリット

メリット

低金利

不動産を担保とすることから、無担保の「カードローン」や「ビジネスローン」などに比べ低金利で借りることができます。無担保の「カードローン」や「ビジネスローン」の金利は一般的に4~15%ですが、不動産担保フリーローンでは2.9~9.5%となっています。

借入金利が低い分、返済する総額も安くてすみますね。

借入限度額が大きい

不動産担保ローンはまとまった金額の資金調達ができる点も大きな特徴です。

無担保の「カードローン」や「ビジネスローン」は、最大でも1,000万円程度が借入金額の限度となっています。一方で、不動産担保ローンは(担保不動産の価値により変わりますが)1億円以上の資金を借りることも可能です。

長期間借りられる

不動産担保ローンの場合、金融機関によっては最長35年のローンを提供しているところもあります。

返済期間を長期に設定すれば、月々の返済の負荷を下げられます

ただし、返済期間が長くなるということは、それだけ利息の負担額が大きくなるということですので、うまくバランスを取るようにしましょう。

資金使途が原則自由

銀行融資などは資金使途が固定されることが多いため、設備投資用に借りたお金を運転資金として使用することは原則できません。

一方で、不動産担保ローンなら資金使途は原則自由。幅広い資金ニーズに利用することができます。

不動産担保ローンのデメリット

デメリット

融資までに時間がかかる

不動産担保ローンの場合、不動産の価値を評価するための時間が必要です。そのため、審査には数日、実際に融資が実行されるには少なくとも1週間程度の期間が必要です。

即日資金調達が必要な方は、ビジネスローンファクタリングがオススメです。

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手数料がかかる

不動産担保ローンでは、金融機関が不動産を担保とするにあたり、

  • 事務手数料
  • 不動産鑑定費用
  • 印紙代
  • 抵当権、根抵当権の登記費用

などの費用がかかります。

これらの費用は(借入金額によって変わりますが)数十万円かかるケースも。

そのため不動産担保ローンの場合は、借入額が少額だと、借入金利が低くても支払総額が高くなるということもありえるのです。

返済不能になると不動産が処分される

金融機関は担保とする不動産について、法務局に「抵当権」や「根抵当権」の登記をします。

抵当権、根抵当権とは、融資先の人(利用者)がお金を返せなくなったときに、お金を貸した方(金融機関)が担保となる不動産を売却し、その売却代金から貸したお金と利息を回収する権利のことです。

つまりローン返済が不能であると判断されると、担保の不動産は売却されてしまいます

不動産担保ローンの利用にあたって

ポイント

不動産担保ローンのメリットとデメリットから、実際の利用にあたっては、次の点に注意しましょう。

  • 融資実行までに約1週間かかるので余裕をもって申し込む
  • 金利だけでなく、手数料を含めた総額で考える
  • 返済期間は計画性をもって設定する
  • 繰り上げ返済の条件や手数料も確認しておく

不動産担保ローンはどこで借りられるの?

ローン

不動産担保ローンを提供している金融機関には次のものがあります。

  • 銀行
  • 信託銀行
  • 信用金庫
  • 信用組合
  • ノンバンク

ただし、実際に不動産担保ローンの取り扱い件数では「銀行」と「ノンバンク」が多くなっており、一般的にはこの2つから選ぶことになります。

銀行・ノンバンクの不動産担保ローンの特徴

メリット・デメリット

以下では、銀行とノンバンク、それぞれの不動産担保ローンの特徴を見ていきましょう。

銀行ノンバンク
審査厳し目緩め
金利(フリーローンの場合)2.9~9.5%3.5~15.0%
融資までの期間数週間〜1ヶ月1週間程度

銀行の不動産担保ローンの特徴

銀行には大手メガバンクから、地方銀行、信託銀行、インターネット専業銀行などがあります。すべての銀行が不動産担保ローンを扱っているわけではなく、銀行によってローンの中身も大きく異なりますが、一般的には銀行の場合はローンの審査が厳しく、利用者からみたハードルは高めなものです。

反面、借入金利は割安に設定されている場合が多く、資金の使い道が限定されていない不動産担保フリーローンの場合、一般的には2.9~9.5%に設定されています。

ノンバンクの不動産担保フリーローンは3.5~15.0%が一般的ですので、銀行の場合は審査のハードルが高い分、低金利でローンを提供しているといえます。

ノンバンクの不動産担保ローンの特徴

一方でノンバンクの不動産担保ローンは、銀行の不動産担保ローンのまったく反対の特徴を持っています。

ノンバンクの場合、審査は比較的緩めな反面、金利は不動産担保フリーローンで3.5~15.0%と高めの設定です。

また、申し込みから融資の実行までの期間が短いのはノンバンクのメリットです。審査に通れば、申し込みから融資まで1週間程度で行われるところも少なくありません。銀行の場合は、数週間から1か月程度かかるところが多いようです。

事業資金の調達であれば、早期に融資を受けられるメリットは大きいといえます。

不動産担保ローンの金融機関の選び方

選択

実際に不動産担保ローンを利用するには、さらに個別の金融機関の条件を精査する必要があります。

というのも、ひと口に銀行あるいはノンバンクといっても、個別の金融機関を見ると、審査の条件や借入金利にかなりばらつきがあるからです。

審査の厳密さも異なれば、金利や手数料も大きく異なります。

特に金利差が大きいのがノンバンクです。さまざまな業態の金融機関が不動産担保ローンをあつかっているので、実際に借りたことがあるユーザーのネット上の口コミや評判を参考に、できるだけ多くの金融機関を比較して、有利になるところを探しましょう

不動産担保ローンを利用する際は、事前の比較・検討が不可欠です。

不動産担保ローンの申込方法・必要書類

オフィス

ここまで不動産担保ローンのメリット・デメリット、そして金融機関選びのポイントを説明してきました。

ここからは不動産担保ローンの申込方法や必要書類をみていきましょう

不動産担保ローンの申込方法

不動産担保ローンを利用する場合の基本的な流れは以下の通りです。

  1. 仮審査
  2. 面談・本申込
  3. 本審査
  4. 契約
  5. 融資実行

まずは金融機関のホームページから仮審査を申し込みましょう。

その後、審査結果をもとに担当者と面談を行います。面談の結果、不動産担保ローンを利用する場合は本申込をおこないます。条件が合わないようであれば、丁重にお断りしましょう

不動産担保ローンは、契約内容を十分に理解した上で利用することが大切です。面談時に説明される内容に不明点がある場合は、担当者にしっかり確認してください。

本申込を行うと、担保不動産の現地調査が行われます。

そして、本審査の結果、融資が実行される場合は契約を行い、融資実行日に口座へ資金が振り込まれます。

これら一連の手続きは金融機関の店舗で行います。ただし店舗に行くのが難しい場合は、担当者が自宅や事務所まで来てくれることもあるので、金融機関に確認してみましょう。

不動産担保ローンの必要書類

不動産担保ローンの必要書類は金融機関によって異なります。手続きをスムーズに進められるように、事前に担当者に確認して必要書類を用意しておきましょう。

一般的には、以下のような必要書類を用意します。

  • 本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)
  • 印鑑証明書(実印も)
  • 納税証明書、固定資産税納付書
  • 収入証明書
  • 不動産登記簿謄本(担保不動産が確認できるもの)
  • ローン残高証明書
  • 商業登記謄本、決算書類、事業計画書など(法人の場合)

まとめ

本記事では「不動産担保ローンとは?メリット・デメリットを解説」について解説しました。

不動産担保ローンのメリットは

  • 低金利
  • 借入限度額が大きい
  • 長期間借りられる
  • 資金使途が原則自由

一方デメリットは

  • 融資までに時間がかかる
  • 手数料がかかる
  • 返済不能になると不動産が処分される

というものです。

メリット・デメリットを理解したうえで、できるだけ多くの金融機関を比較して、有利になるところを探して利用するようにしてください。

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